For You ‐この想い君へ‐


「こうやって話せば楽だったんだね」


そう涙を拭いながら言った


晴香は馴染めない自分の現実を受け入れたくなかったのから

そしてあたし達に心配をかけたくなくて
あたし達にも言えなかった。そう言った


今まで昼休み屋上の開放日になると
晴香は一人でこうして来てたのかと思うと
すごく悲しく感じた


1年の時笑いながら話していたあの頃の昼休みとは違いすぎて


晴香は一人の時間をどう思い、過ごしていたのかな…


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