For You ‐この想い君へ‐
遅かったような早いような学校の一日が終わり、私は美和さんが入院しているという病院に向かった
(話ってなんだろ…っていうか私なに話したらいいんだ…)
向かう最中はうなりながら歩いた
そうこうしているうちに病院に着き、美和さんがいる病室が目の前に…
(やっぱり最初はあいさつはした方がいいよね…あっ…うん「こんにちわ!」…これ元気良すぎ?)
ガラガラッ
「あっ…」
「はははっ渚ちゃんどうしたの?咳ばらいなんかして。入って入って」
美和さんが病室のドアを開け笑顔で迎えてくれた
「ごめんね。病院にまで呼び出しちゃって」
「あっいえ…」
私はベットの横のイスに腰をかけた