For You ‐この想い君へ‐


「わたしは!寝坊だろうと、美和さんが入院だろうと、どんな理由であろうと…連絡してほしかった!一回でもいいから出てよ!それかかけ直してよ!

あとね前言ったけど、プレゼントを人任せにしないでほしかったの!そのせいで嬉しさ9割減なの!
わかりますか!松永尚人!!」


松永の耳を持ち、嫌がらせのように耳元で大きい声で話した


この気持ちは今までの全部の気持ちを吐き出した


「…本当に悪かったと思ってます…」


「言い訳があるなら聞くけど」


「じゃあ…ひとつだけ。」

「うん」


「プレゼントは当日に渡さないと意味がないと思って、だから和紀に頼んで渡してもらったんだよ」


(何それ…どんなこだわり…)


「…私はそんなこだわりはないから。ついでに和紀くんに渡さすのは危なかったよ」


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