For You ‐この想い君へ‐


バシッ…バシッ

先生は教科書で私達の頭をはたいた


「教科書忘れプラスうるさいから10分立っときなさい」


「「え…なんで!」」


「「アハハ!!」」

「ハモったー!」

「息ピッタリじゃんこの二人」


一気にクラス中が笑いざわめき出した


これがきっかけ松永との言い合い合戦が始まった


そして慣れない学校生活もこの日から何かが変わっていったんだ



「あーあ…早く席替えにならねーかなー」

「早く解放してほしーなー」


―――――――――


「ちょっ、なんでまたお前なんだよ!」


「知らない!こっちが聞きたいわ!」


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