For You ‐この想い君へ‐


ねぇ…もしかしてあたしのために
下りてきてくれたの…?


ねぇ…松永…



松永は歩き始めた

まだ下から登ってくる人達は
不思議そうにあたし達を見てくる


「なんでもっと早く言わなかったんだよ」


「…言ってみんなのモチベーション下げちゃいけないかなって思って…」


「バカ。ムリされる方が気分わりぃだろが」


「うん…」


バカはあんたよ…


松永のくせに…


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