For You ‐この想い君へ‐
5 新しい春
「姉ちゃんおはよ」
「おはよー…」
朝、目をこすりながらリビングに向かうと
リビングで制服に着替えて、先に朝ごはんを食べている妹の由佳がいた
「渚、そこのパンを食べなさいね」
すると台所からお母さんがひょこっと顔を出した
あたしは椅子に座り、テーブルに置いてあるパンを手に取る
「あれ…由佳は次、何年になるんだっけ」
「中3!妹の学年ぐらい覚えててよ」