Time girl ~時を越えた少女~




  コンコンッ。


  「親父、入るぞ?」


  ガチャ。



  「璃緒、珍しいな。
   妃依ちゃんのことかい?笑」


  やっぱり親父の情報の速さは凄い。


  「そうだ。妃依は、1000年前から
   タイムスリップして来たんだ。
   俺はいつか妃依を元にいた世界に
   返さなければならない。
   いずれ危険になるからな。
   けど、すぐに返せないだろ?
   んで親父の力を借りたいんだ。」


  「璃緒、彼女に惚れてるのかい?笑」



  カアァァァ////


  俺の顔は絶対真っ赤だろう。


  今ここに俺と親父しかいなくてよかった。



  「あら?璃緒。私もいるわよ?ッフフ。
   その愛しの妃依ちゃんは
   可愛いのよねえ?」


  !!!


  まじかよ。



  「母さん・・・・。いきなり出てくるなよ。」


  「だって、息子の恋なんて
   楽しいじゃない?ねえ、春樹?」


  「だなっ♪瑠璃・・・。」


  春樹と瑠璃は親父と母さんの名前だ。


  息子の前でイチャイチャすんなって
  感じだけどな。


  

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