【短編】クリス王子とセシル姫
優しく囁くその声に、クリスは慌てて目を伏せた。
久し振りに、本気で涙が出そうだった。
「我慢、、、してたの?」
小さく問いかけた言葉に、セシルがクスッと笑ったのが分かった。
「、、、うん」
その応えに、クリスの中で抑えていたものが弾けた気がした。
クリスの片腕がセシルの肩を抱き寄せた。
堰を切ったように口付ける。
セシルの手がクリスの髪に触れる。
お互いに触れあいながら、ただ夢中で唇を求め合った。
やがて体を反転させるように、クリスはセシルを寝台に寝かせると、その上に覆いかぶさった。
お腹に体を乗せないよう気をつけながら、また口付ける。
セシルの腕もクリスを抱きしめてくれる。
その温もりに乾いていた心が、ゆっくり確実に潤っていくのを感じていた。
唇が離れると、頬に、耳に、キスを落す。
セシルが小さく吐息を漏らした。
クリスの唇がセシルの首筋を這う。
そして強く吸い上げた。
「クリス、、、」
「ん、、、?」
「そんな所に、痕付けちゃだめだからね、、、」
セシルの言葉にクリスは我に返って彼女の首筋を見る。
そこには既に赤い印が刻まれていた。
「あ、ごめん、、、」
久し振りに、本気で涙が出そうだった。
「我慢、、、してたの?」
小さく問いかけた言葉に、セシルがクスッと笑ったのが分かった。
「、、、うん」
その応えに、クリスの中で抑えていたものが弾けた気がした。
クリスの片腕がセシルの肩を抱き寄せた。
堰を切ったように口付ける。
セシルの手がクリスの髪に触れる。
お互いに触れあいながら、ただ夢中で唇を求め合った。
やがて体を反転させるように、クリスはセシルを寝台に寝かせると、その上に覆いかぶさった。
お腹に体を乗せないよう気をつけながら、また口付ける。
セシルの腕もクリスを抱きしめてくれる。
その温もりに乾いていた心が、ゆっくり確実に潤っていくのを感じていた。
唇が離れると、頬に、耳に、キスを落す。
セシルが小さく吐息を漏らした。
クリスの唇がセシルの首筋を這う。
そして強く吸い上げた。
「クリス、、、」
「ん、、、?」
「そんな所に、痕付けちゃだめだからね、、、」
セシルの言葉にクリスは我に返って彼女の首筋を見る。
そこには既に赤い印が刻まれていた。
「あ、ごめん、、、」