アンタなんか…死ねばいいッ…!!
ガタン…

私は、柵を通り抜けた……

―――もう…

死んでしまおう……

ヒュュュウ…

風が強い…

一歩でも間違えれば…
死ぬだろう…

――でも…もう…いいんだ…

――だって…あっちの世界に行けば…

―――優しかった、お父さん…お母さん…お姉ちゃん…

皆に、会えるのだから……
……私の家族は…皆…死んだ…逝ってしまったんだ……
―大好きだったおじいちゃん…おばあちゃんも…

私は……

家でも…学校でも…

ずっと…ずっと…一人なんだ…

あの事故以来…―

――ねぇ?神様…

どうして…?

どうして…あの時…

私も、一緒に…逝かせてくれなかったの…?

―こんな……

こんな……

辛い目に合うのなら…

いっそう…あの時…

私も皆と逝きたかった……
私は……死んでも…いい人間なのだから……
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