先輩とあたし
「まさか…お前、一目惚れしたとか?」
う゛っっ
図星をつかれて言葉につまる俺。
「そうかそうか〜♪まぁ優奈っち可愛いもんな!」
隼人はニヤニヤしながらいってきた。
つーか
「優奈っちってなんだよ!」
隼人のやつ馴れ馴れしすぎんじゃねーの?
「あれ〜?直樹くんやいてんの?」
「お前、いいかげんにしろよ?」
「んな怒んなって!笑」
ヘラヘラと笑ながらいってくる隼人。
絶対反省してねーな…
『キャー!滝岡くんよ!今日もカッコいい!!』
『あれって、滝岡先輩じゃない?!ほんとカッコいい!』
どこからともなく聞こえてくる女子の声。
またかよ…
つーか毎日同じことばっかいってあきねーわけ?
女ってわかんね〜。
はぁぁっと俺は小さくため息をつく。
「今日も有名でいらっしゃって」
隼人はまたもニヤニヤしながらいってきた。
「うっせッッ」
「こんなにモテモテで女の子がたくさんよってくんのに今まで一度も興味しめさなかったお前が…まさか、、恋とはね〜。まぢ…うけるし!」
確かにな…
俺だって正直自分自身驚いてる。
でも、、なんでか知らねーけど目であの子をおってる自分がいる。
俺が恋とか、認めたくねーけど…
俺はあの子が好きだ。
だから絶対おとしてみせる。