先輩とあたし
優奈side


いよいよ今日は待ちに待ったクラスマッチ!




「じゃぁ、体育委員から一言。」




担任の先生はそういった。




「お前言えよ。」




「藤沢いってよ!」



私は後ろを向きそういった。



だって…私、人前で話すの苦手だし、、




「嫌だね。」



藤沢はそう言うとそっぽをむいた。



なに、あいつ



ほんと自己中!!




嫌い!大っ嫌い!!





私は軽く藤沢を睨むと意を決して前に出た。




「えーっと、今日はみんなで頑張ってどのチームもいい結果が残せるようにしましょう。」





周りからは『おー』や『はい』などという声が聞こえた。





自分であんな事言ったからには、一勝はするぞ!!
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