先輩とあたし



「バスケ部入部希望者?」

私と美雨が体育館に入ると先輩達がそう聞いてきた。


若干迫力に押されながらも私達は


「はい!」

と答えた。


「やったー!あ、椅子に座って座って」


言われるままにすわる私と美雨。



「ってか2人とも可愛いね!」

キャプテンだと思われる先輩がそういった。

どう答えていいかわからなかった私達は


「あははは〜」


と苦笑いを残した。


「もー!サク〜1年生困ってるから。」


キャプテンと一緒にいた先輩がそういった。


サクって名前変わってるな。

私はポカンとしながら先輩をみた。


「あ、私はキャプテンの相原桜(あいはらさくら)です!コートネームはさく。これからよろしくね!」



さく先輩?はそういった。


「よろしくお願いします!」

私達は深々と頭をさげた。

「じゃぁ2人のコートネームきめるけ名前教えてくれる?」



サク先輩はそう言った。



私は美雨にさきにどうぞと目でアイコンタクトした。

「葉山美雨です!よろしくお願いします!」


美雨は可愛らしい笑顔でそう言った。


ほんと可愛いな〜

ひとりでに和んでしまう私。


「美雨ちゃんかぁ。よし、コートネームはそのまま美雨でいこっか!」


「はい!」



「じゃぁ次」



「あ、日向優奈です!よろしくお願いします!」


美雨と同じように笑顔でこたえた。


やっぱ初めの印象って大事だよね。


「ゆうなちゃんって言うんだ!うん、ぢゃぁコートネームはゆうなにしよう!」


サク先輩はそういった。



「あれ?サク〜。今回はあんま名前いじらんのんじゃね〜」


ほわわーとした先輩はそういった。


「いや〜。だってさ、せっかく名前可愛いし!いじるの嫌じゃん!りんもそう思うでしょ?」


「それもそうじゃね★」

ほわわーとしたりん先輩はそういった。


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