先輩とあたし
優奈side



さっきから私の体は火照ったまんま。



私、滝岡先輩に…





抱きしめられて…頭ポンって…




ボッ//



思い出すとますます顔が赤くなってしまう。




滝岡先輩、




なんであんなこと…?




って、私が泣いちゃったから




だよね?





うん。それ以外に考えられないし。



でも、それ以外であってほしいっていう私の願望。



ちょっと待って




これじゃぁまるで





私が滝岡先輩の事好きみたいじゃない…




「優奈!滝岡先輩のチームマッチポイントだよ!」



隣にいた美雨はそういった。



「ほんとだ!」




頑張って



私は心の中でそういった。



バシィ



それに答えるかのように滝岡先輩は鋭いスパイクをきめた。




「美雨!やった!優勝だよ」



「そうだね♪あ、お疲れ様ですいいにいく?」



「///それは…ちょっと…」


「優奈は…ほんとシャイだね」


あははーと言う美雨。



「もう〜!」



私は頬を膨らましながらそういった。




そんなん…恥ずかしいじゃん!?



「美雨ちゃん!」


「優奈」




振り返ると


「神崎先輩〜★」




「た…滝岡先輩!?」




がいました。


< 50 / 97 >

この作品をシェア

pagetop