先輩とあたし
「試合お疲れ様でした★優勝おめでとうございます!」


私は笑顔でそう言った。




「ありがと。約束通りかわりに勝ったから」



にっこりとそういう滝岡先輩。



その笑顔に私の胸は高鳴った。



『では閉会式を行います。すぐに並んでください。』



会長のその声で、私たちは別れた。




並んでいても、相変わらず煩い心臓。



うぅ〜。ドキドキする。



この気持ちは一体




あ…



私の並んでいる位置からはちょうど滝岡先輩がみえた。




あー、




私、






滝岡先輩のこと







好きなんだ。







見るとドキドキして









すごく気になって










少しの事で嬉しくなって





どうしようもないくらいその人の事ばっかり考えて





甘くて熱いこの気持ちが









恋をする







人を好きになる








って事だよね?







もう、気づいてないふりなんて出来ない






私は滝岡先輩が好き。



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