先輩とあたし


結局私は5教科全部を教えてもらった。




そのおかげでテストもバッチリ出来て、




返ってきたテストの点数は私が今までとったことのないような点だった。




「美雨ー!!見てみて!すごくない?」




返してもらったテストを見た瞬間私は美雨に報告しにいった。



「優奈すごい〜!滝岡先輩のおかげだね♪」



「うん!ゆーて美雨も神崎先輩のおかげじゃん!」





「えへへ〜★あ、この報告昼休憩にしにいかん?」





「いくいく〜!」




「!?優奈がそんなにあっさり行くって言うとは思わなかった。まぁ言ったからには行こうね〜」




そう言うと美雨は次の授業のため席に戻った。




あ、そうそう席替えして美雨とは席が離れてしまったんだよね。



ってちがーう!!





報告いくって…2年生の教室いくってこと?




なんで行くっていったんだろ?





いや、あれだね…




ノリだよノリ…




うわぁーん!




私のバカ!!



「うぅ…」




「さっきから1人ごとうるさいんだけど…」



こんなことを言うのはアイツしかいない。




ってか、声に出てたの!?

「何よ〜!藤沢!」





「静かにしてくんねぇ?睡眠妨害」



「授業中に寝てる人を起こすのは当たり前だとおもうんですけど…」




席替えしたのに藤沢と席が近いってどういうこと?



前は後ろで今は隣。




なにかとつっかかってくるしほんとに嫌。





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