先輩とあたし


『もしもし』




「美雨〜!!」




『どしたの?優奈?』



もう美雨に頼るしかない!



ってことで結局電話をかけちゃった私。




「実はね…」




私は今までのことを話した。



『あはは♪優奈らしいね』


「そこは笑うところじゃないってば!」




『ごめんごめん。優奈お金ある?』




「お金?…あるけど?」




高校入ってからまだ一回もお小遣い使ってないし。



『今から買いにいこ♪』





「いまから行くの?」




『うん★ちょうど暇してたし!…じゃぁ2時に秋坂公園の噴水前ね♪』



「ちょっ!美雨まっ『プーップーッ』」




切るの早っっ!




2時に秋坂公園って…今何時よ?



「もう1時半前じゃん。」




しかも、私、とても出かける格好じゃないし…



ふぇ〜




美雨のバカー!!





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