先輩とあたし



「あの勉強会の3日目くらいに★」




勉強会の3日目…





ってかなり前じゃん!




いや正確にいうと、2週間くらい前。





「なんで教えてくれなかったのー!?」





「言おうって思ってたのに、優奈は勉強に必死でそれころじゃなさそうだったし…言うにいえなかったの」





確かに必死だったかも…





「優奈に一番に言おうって思ってたから、まだ誰にもいってないんだ♪」




「美雨〜。」




私に一番にって…




ほんとに嬉しい〜




私も、彼氏が出来たら美雨に一番に伝えよう。




「優奈も早く滝岡先輩とくっつきなよ★」




「へ?」





私と滝岡先輩がくっつく〜?





「ないない!ありえないよ!」




「何いってんの?優奈が無理無理!とかいってたら、違う女の子に滝岡先輩とられちゃうよ?」





美雨は恋愛の話しになると厳しい。




私がウジウジしてるからなんだけどね。





でも、恋愛初心者の私が、アタックとか…その他もろもろ…




できるわけないじゃんかぁ。





「優奈、明日は2人っきりでデートなんでしょ?」




真剣な顔で言う美雨。




「デート…じゃないけどね?」





私も少しはデートみたいって思ってるけどね?




デートって言い切るのは間違ってるよね。




うん。せめてデートもどきといってほしい。



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