先輩とあたし
優奈side



「あのさ…一回しかいわないけど…聞いてくれる?」


突然滝岡先輩にそう言われ

「え?あ、、と、はい!」



バカっぽい返事しかできない私。



絶対、滝岡先輩私のことバカだって思っちゃったよ〜;;




いや、バカだけどね?


そんな私にとって滝岡先輩のいった言葉は隕石だった。


「俺は優奈のことが好き。もしよかったら、付き合って?」





へ?





思考が止まるとはまさにこのこと。






頭の中真っ白で…





何が起こってるのか理解できない、、





滝岡先輩は何て言ったの?





私のことが好き?






って聞こえた気がする…





のは気のせい?




「優…奈?」




「先輩…私のこと…好きって…」





「ぁあ」






そんな風に、真剣な顔で肯定されたら





信じちゃうよ





「私……」





答えなんて決まってる。





悩むことなんてない





なのに言葉が出てこない…
だめだめ


頑張る…って決めたんだから!



「私も滝岡先輩が好きです!」




私は笑顔でそう答えた。

< 84 / 97 >

この作品をシェア

pagetop