先輩とあたし
直樹side


かなり放心状態の優奈。



いきなりあんなこと言われたらそうだよな…



返事を聞くのは怖かったけど

「優…奈?」



俺はそういって呼び掛けた。






「先輩…私のこと…好きって…」


優奈のその問いかけに


「ぁあ」




と優奈をまっすぐ見て答えた。

それだけ…本気だから


「私…私は…」



やべっ



今までにないくらい心臓がうるせぇ。



「私も滝岡先輩が好きです!」




「…っっ!まぢで?」




「はい!」





俺はそう言った優奈を抱き寄せ





「嘘だっていってももう離してやんねぇよ?」




そう言い、優しくキスをした。





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