続・恋する心は“あなた”限定
「えっ!?あ、あの…」
由優はビクッと肩を上げて驚く。
少し警戒気味なのか、一歩後退りをした。
『本物見るの初めてだ〜!』
『俺も噂で聞いたことあったけど、由優先輩すげぇ可愛い…。』
俺は、ジリジリと由優の近くに寄ってくる3人を遮るように立った。
「お前ら、由優がビックリしてるだろ?それ以上近づくな。しかも、勝手に馴れ馴れしく名前で呼ぶんじゃねぇよ。」
鋭い視線で睨むと、3人はニヤリと笑みを浮かべた。