続・恋する心は“あなた”限定

「そ、それじゃあ…あのオレンジ色の看板の出ている雑貨屋さんに入ってもいい…?」


私は、20メートルほど先に見える看板を指差した。


「もちろん。」


理緒は微笑みながら、私の手を離さないよう、しっかりと握って歩いていく。


早くお店に入って温まりたいな…。


何だか、さっきよりも寒くなってきたし…。



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