続・恋する心は“あなた”限定

ベッドの傍に近寄って由優の様子を伺う。


まだ…眠ってるみたいだし…今のうちに先に親に連絡しておくか…。


俺の声で起こすかもしれないし、とりあえず部屋の外に出よう…。


一旦、部屋から出た俺は家に連絡を入れた。


母さんに由優のことを話すと、かなり興奮しているみたいで、テンションが一気に高くなっていた。


そういえば…普段は両親も遅くまで仕事してるし、なかなか話す機会がなかったっけ…由優のこと。


俺に彼女が出来たことを喜んでいるらしく、次々と電話口から質問が飛んできたため、俺は帰った後に話すことにして、早めに会話を切り上げた。



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