続・恋する心は“あなた”限定

「えっ!?」


由優は目を大きく見開く。

戸惑いながら、頭まで布団を被せようとする手を掴んで止めた。


「由優が眠れないなら、俺も一緒に起きてる…。だから、もっと由優の傍に居たいんだ…。」


「で…でも、風邪うつしちゃうかもしれないし…、二人じゃ狭いから……」


「ダメ。由優が可愛いこと言うから限界なんだよ、俺。」


由優の唇に触れるだけのキスをして、俺はベッドの布団の中に静かに入った。



< 222 / 304 >

この作品をシェア

pagetop