続・恋する心は“あなた”限定
唇を離した後は、ギュッと体を抱きしめた。
由優は大きく息を吸い込みながら、呼吸を整えている。
そんな由優にも愛しさを募らせながら、頭をゆっくりと撫でていた。
しばらくすると、聞こえてきたのは由優の静かな寝息。
俺もなかなかキスを止められなかったし、おそらく疲れて眠ってしまったんだろう…。
起こさないよう気を付けながら、少し体を離すと、ほんのり頬を赤く染めたまま眠る可愛らしい由優の寝顔が映る。
“おやすみ”と口パクで言った後、おでこにキスをして、自分もゆっくりと目を閉じた。