続・恋する心は“あなた”限定

一瞬、空気の流れも時間も…全てが動くことを止めてしまったかのような錯覚をするくらい、静かになった気がした。


理緒の言葉が、頭の中を何度も何度も駆け巡る。



私の左手を握ってくれている理緒の温かい体温が、今の出来事が夢じゃなくて、現実なんだ…っていうことを教えてくれていた。



理緒が私に…
プロポーズしてくれたんだ…。



ダメ…
また私…涙が溢れてきちゃったよ…。



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