続・恋する心は“あなた”限定

「私が、ずっと一緒に居たいのは理緒だけだよ…?も…もちろん、結婚も……」

最後の方になると声がだんだん小さくなってしまった。


顔だけじゃなくて、身体中が火照りだす。


今にも破裂してしまいそうなくらい、心臓が勢いよく鳴っていた。



「それじゃあ由優…、OKしてくれたってことでいいんだよな……?」


理緒の手が頭から頬へと降りてきて、私はゆっくりと胸元に埋めていた顔を上げた。



「…約束だよ?将来、一緒になろうね……。」


微笑んだ瞬間に零れ落ちた涙は、今までで一番温かかった。



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