続・恋する心は“あなた”限定

「寒いから、もっと傍に来いよ…。」


理緒の手が腰に回されて引き寄せられる。


温もりに心地よさを感じながら、カバンへと視線を落とした。


理緒の家に行ったら、今度は私がプレゼントを渡さなきゃ…。


バレンタインの手作りチョコレートを…。



あっ…。
そうだ、朝の寝坊のこと…。


もう一度、理緒にちゃんと謝ろう…。



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