続・恋する心は“あなた”限定
お互いドキドキし過ぎているせいか、沈黙が続いていた。
何か話したいな…。
そう思いながら歩いているうちに、気付けば俺の家の前まで来ていた。
ドアの前でピタリと足を止めると、由優は緊張しているのか、微かに震える手でギュッと強く俺の手を握りしめた。
緊張を和らげてやりたいけど、さすがに俺も、“何もしないから”とは言えない…。
今日は、部屋に入ったら早々に押し倒してしまいそうだ…。