続・恋する心は“あなた”限定
「そのツリーのある場所に入れる人数は限定されてる…。だから、人ごみが苦手な俺と由優にはピッタリだと思ってさ…。一緒に見に行こう?」
理緒が揺らした二つのファスナーチャームは光に反射してキラキラと輝いた。
「うん!」
頷きながら笑顔で答えると、理緒も優しい笑みを浮かべながら、私の手のひらにコトッとチャームをのせた。
「これ、ツリーの場所に入る時に見せるチケット代わりのものらしいから…、由優も24日まで大事に持ってて?」
理緒にそう言われて、私はハート型のチャームと小さな招待状をジッと見つめた。
一足早く、理緒からプレゼントを貰っちゃった…。