理想のワタシ
チュンチュン……
スズメの鳴き声。
サアッと入る朝日の光。
「……んー……」
私はゆっくりと目を開ける。
「あ!しまったそのまま寝ちゃった!」
机においてある携帯を確認する。
6:50!大変!学校があるのにッ
ベッドから飛び降りて洗面所へ行く。
ジャァァァ……
バシャバシャッ
私は顔を洗う。
近くにおいてあるタオルを手に取り顔をうずめる。
「ンふぅ」
タオルを手から離す。
ちょうど鏡に目が入った。
「!!?」
映っているもの……
一重のはずのまぶたが二重になってて……
小さく細い目が……姫ギャルのように大きく可愛い。
鼻がスラッとバランスがよい。
別人のよう。
「ええぇぇぇえええぇ!!?」
***
コーヒーを飲む。
「ふぅ」
さっきの衝撃に対して落ち着きを取り戻した。
可愛い女の子になった私。真央。
少し学校が楽しみになった。
こんなワクワクしたの初めてだった。
(考え方もポジティブ!?)
性格もみょーに変わっていた。
みょーにだけど。
でも嬉しかった。
ありがとうシタワさん!
私はルンルンと学校に向かった。