理想のワタシ

明日…明後日…明々後日……

ずっと人気者の私、真央。
友達はたくさんできていた。
でも最近噂で耳にする。
最近付き合い始めた彼氏に聞いたこと。

「“真央といると私も目立てる!”って明菜がいってた」

「エ!そうなの??」

私はいろんな噂を彼氏から教えてもらっていた。
そう、私は可愛くなったあの日から明るい噂がたえなかった。

“●●って真央のコト好きらしい”

“真央って一日に数回は告られる”

“真央ってモデルにスカウトされたらしいけど断ったってクールょね”

毎日のようにモテモテの噂。
しかし今日はムカつく話。
明菜は私の親友。そう親しい友達。もっとも。
初めての友達の裏切り。
とても許せなかった。
あぁムカつく。

「……ッ!!!」

言葉に出来ないくらいの苛立ち。
血管が千切れそうなくらい拳に力がこもる。

「真央ッ!?」

私は無我夢中に走り続けていた。
そう怒りが止まらない。

私は走りながら頭を抱える。

「何でッ……!こんなに苛立つのッ……!?」




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