My Doctor
まぁ、いわゆる美人さんというやつで、名前がぴったりあっている女の子。
漆黒のサラサラストレートを腰あたりまでのばし、ニキビひとつない白い肌。
ぱっちりおめめで、長いまつげ。
つまりは、容姿端麗な女の子ということだ。
あたしのお姉さん的存在だ。
「昨日病院行ったんでしょ?薬は?貰ってこなかったの?」
「貰ったよぉ。今から飲む~」
あたしは鞄から薬と水を出そうとした、が
「み、水忘れたよ~……」
薬、を見つける前に
すぐに見つかるはずの
水の入ったペットボトルが見つからないのだ