My Doctor

はなれわざ






『まったく………結局保健室来ることになっちゃったわね。』





雅は、ベットに寝ている詩織の寝顔を見ながら呆れて言う。





『ま、いいんじゃないの?あのままバスケやってたら、もっと熱上がってたと思うよ。』





そう、詩織は熱があったのだ。さっき計った体温計は、38.4度を示していた。





『バスケットボールが頭に当たったら、誰でも脳震盪おこすしね。』





バスケットボールが頭に当たったうえに、熱があったのだ。倒れるのも無理はない。





< 26 / 112 >

この作品をシェア

pagetop