Eternal Journey  〜永遠の旅路〜
第五章『桜という名の…』
『……?』


人込みの中、今時はそう見掛けない帯刀している男は、ダルそうにズボンのポケットの中に手をつっこんで歩いている


『……?なぜだ、さっきもこの服屋の前を通ったぞ…』


そう…忍である、忍は
【オンリー】
と書かれた看板を見上げながら人込みの中、疲れたように肩を落とした。


『全く、どうなってるんだ!この町は!』


町に怒っても仕方ない、迷うやつが悪いのである、忍はその後、来た道を戻ろうと歩き出すと、少し前から嫌な感覚を覚えていた


『ちっ、さっきから殺気が気になってしかたねぇ…』


忍がそうぼやくと、急に嫌な感覚がなくなった


『さっきから殺気?シャレですか?』


忍は急に真後ろから声をかけられ、前に跳びのいた
嫌な感覚のせいで背中にはかなり神経を集中さしていたにも関わらず、背後を取られた事にびっくりしたのである


『あなたが竜崎 忍さんですね?』


サン
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