Eternal Journey  〜永遠の旅路〜
『――なっ!』

あまりの不可解な出来事に忍は目を疑った
しかし目の前の光景はまぎれもなく本物で現実だったのである


スーツ姿は首を左右に振り鳴らすと スーツの内ポケットから二、三枚紙を取り出した

『ちょっとまてよ…さっきから無視か?ざけんじゃねーよ!
俺は忙しいんだ、お前にかまってる暇はねぇよ、それに…そんな紙っきれで何する気だよ』


忍は近くの桜によりかかって呆れたように言った


『それは困りましたね…ですが戦う理由は私が貴方に用があるからです、まぁ、貴方もそれなりの理由があった方がいいでしょう、ならこんなのはどうです?
姫童(キドウ)さつき…という方をご存じですよね?』
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