Eternal Journey  〜永遠の旅路〜
政次は忍に分かりやすく説明すると次のヒントを与えた


『ん〜、ちょっと違うんですよ、力を出すのとは、なんていったらいいのでしょうか。あっ、自分の手のひらの上で自分の想像する"気"を強くイメージしてみてください』

忍は手を前に突き出し、平の方を上に向け言われた通りにしてみる。


『…………』


忍の手のひらの上に空気の渦が渦巻く、心地良いそよ風の様な渦はどんどん球体になっていった、
それを楽しそうに見ていた政次は


『すごいじゃないですか、ヒントをあたえただけで《とりあえず》体外に出すことができるなんて』


征次は涼しい顔で言った

『おい、ちょっと待て、今何て言った?とりあえずって言わなかったか?』

『え?ええ、言いましたけど?』

『て、てめぇ、いい性格してんじゃねぇか』
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