Eternal Journey  〜永遠の旅路〜
『――!魔法ですか!まさか魔導師なんてもう居ないと思っていました…最近では適合者が少な過ぎてなくなったと言う噂が広まっていましたし…』

『はぃ…で、でも私は最初から使えたわけじゃないんです』

『適合者じゃ無かったのにも関わらず魔法を修得したんですか!まさか…そんな事が…』

『えっ、あっ、あの…その…せ、正確に言うと半…適合者なんです…』

『半適合者?すみません、それは一体?説明していただいてもよろしいですか?』

『ぇっ、ぁ…はぃ…は、半適合者って言うのは…その…適合者の方のように自分で自然の理を操ったり出来ないです…
で、ですが半適合者は、そ、その場にある自然の理を使ってなら魔法を使えます…例えば…
ロ、ロウソクに火がついていれば炎の魔法…水溜りがあれば水の魔法…のようにです、いくら火が小さくても使えますが、術者の魔力次第で大きな炎だって出せるそうです…』


なるほど…と政次は興味深かそうに話を聞き入っていたが忍の事を思い出した
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