Eternal Journey 〜永遠の旅路〜

色々な人々の…様々な会話や食器の音がレストランを覆う
そぅ…ここは宿屋『ウィー』の中のレストラン…



『政次くん、誰に解説してるの？』

『え？あぁ…他の方々に分かりやすいようにですよメリルさん』

『他の方々ってぇ？』

『まぁまぁ、さっきの続きですけど…』

『あっ、うん、聞きたい♪』


政次はわざとらしく一差し指をたてて話だした


『僕が忍とつるみ出して、間もないある日の出来事なんですけどね？その日は少し空が曇っていて薄暗ぁい森の中で、いつもと同じように技を見せあってたんですよ、すると忍が急に叫び出して後ろに飛び退いて刀を構えてるんですよ、明らかビビってるような感じで。
なにかと思って振り向くとそこには可愛い、ね…』


最後まで言おとすると真後ろから忍の殺気がこもった視線が政次の背中に突き刺さる…


『おい』


『あ、あぁ、忍、もう起きて大丈夫なんですか？』


政次は得意の政次スマイルで何事もなかったかのように忍に話をふる


『あぁ、つーか今誰の話してたんだ？』


政次とメリルは顔を見合わせアイコンタクト
そして、先に口を開いたのはメリルだった