Eternal Journey 〜永遠の旅路〜

第八章『』

ここはベルンの広い大通り…
平和なこの町で珍しく人が円を描き集まっていた



「ゲイル！は、話しと…ち、違う……！」



小さな女の子は、先端に金属製なパーツに碧色をした石がはまっている自分の背丈ほどもある魔法杖を、目の前にいるゲイルと呼ばれた大剣の男に向け、不満そうな顔をしていた



「別にそんな約束をしたつもりはない」



大剣の男は片腕をズボンのポケットに入れ無表情のまま立っている…

その態度に今にも泣きだしそうな小さい女の子は魔法杖を少し長く持ち"ラクロス"のような構えを見せた



「ここで、やるのか？お前がここでそれを使えば他人を巻き込むぞ」



無表情なまま男に正論を言われ渋々杖を下ろした
杖のえを悔しさかギリギリと握る



「で､でも…！！」

「おいおいおい！てめぇ！ちいせぇガキ捕まえてなにしてやがんだ！」



大剣の男と小さな女の子は、割り込んで入ってきた声の主の方を振り向く､当然そこには今時そう居ない腰に刀を下げた男だった