俺様メイド
「お嬢様、ピアノのお時間です」
執事の関(セキ)が言いに来た。
関は私がこの家に産まれる前
からこの家にいて私が1番
信用してる人でもある。
「ピアノなんてやって何に
なるのよ…」
「お母様が椿様のピアノを
聞くのがお好きらしいですよ」
ほら…またお母様って。
「お母様のためにピアノを
ひく何て嫌…」
私は駄々をこねる子供のように顔をベットに伏せた
正直疲れるの。
家でお嬢様である私
学校でいい子である私
…本当の自分。
3つの顔を使いわけるのは大変
この家のために外では
いい子演じなきゃいけないし
本当うんざり。