恋愛アンサンブル
第1章 魔法のヴァイオリン
入学してすぐに後悔した。
理由?
そんなの見れば分かる。
バカでも入れる高校って聞いてたから
楽で良いや♪
とか思って受験したけど…
禁止されている筈の
ピアス
茶髪
バイク
タバコ
お酒…
いつの時代だよ(゜゜;)\(--;)
っと思わず突っ込みを入れたくなる様なリーゼントやルーズソックスの人達
門をくぐって3分で辞めることを考えたのは生まれて初めてだった。
「…こんなとこでやっていけるのかな?」
「君はそう思うの?」
「?」
独り言に返事が返って来て、驚いて振り向くと
まれにみる美少年の姿があった。
青みがかったサラサラの髪に…
あれは…私立高校の制服?
綺麗だな…///
っとこれも口に出そうになるのを堪える。
美少年はニコニコと笑顔で私に近づいて来た。
「少しの間頑張れば、君に転機が訪れるよ…好美」
「…?それってどういう…」
「また逢おう」
美少年はそれ以上何も言わずに去っていった…
前言撤回
あの人にまた逢えるなら
死ぬ気で頑張る!