わがままマイハニ―


「…よし


やるか!」


俺はお嬢様の好きな
お菓子と飲み物を用意する



それとティッシュとタオル



うん!


我ながら完璧!!



満足して1人で頷く



「…何やってんの?」



お嬢様が不思議そうに
部屋に入ってくる



「いえ



なんでもございません」



「…あ!


すごぉ―い



お菓子いっぱい!」



やっぱ食べ物には
弱いらしい

「陵、用意してくれたの?」

嬉しそうに
俺に笑顔を見せる


…やばい、こっちのが嬉しい



「喜こんで頂けました」


「うん!」



「よかった」


「あ、そだ

電気消して見よ

臨場感でるでしょぉ」


…電気



消す?



それは、まずくないか



「陵どうしたの?」


心配そうに
お嬢様が覗きこむ




髪の毛まだ濡れてて
なんかエロいし


いやいやいや!!



俺が頭の中で
葛藤している間に


お嬢様は電気を消して

再生する



俺はさりげなく
離れて見る


< 8 / 63 >

この作品をシェア

pagetop