半熟cherry
テーブルの上には空いたビールやらチューハイの缶と。
食べ終わった枝豆やら。
軽く作ったおつまみを食べて空いたお皿が並んでいた。
「…しっかし、よく飲むなあ…」
そうため息混じりに言う涼真。
『暑かったからよけいカモ』
そう言いながらチューハイの缶を開ける。
“プシュ”っといい音がした。
「酔っ払って電話かけんなよな」
ニヤニヤしながらジーンズからケータイをとりだす涼真。
『しませんよ〜ッだ』
べぇッと舌を出す私。
………でも。
今飲んでるの空けたら。
終わりにしよっかな……。