半熟cherry

テーブルの上には空いたビールやらチューハイの缶と。

食べ終わった枝豆やら。

軽く作ったおつまみを食べて空いたお皿が並んでいた。





「…しっかし、よく飲むなあ…」

そうため息混じりに言う涼真。



『暑かったからよけいカモ』

そう言いながらチューハイの缶を開ける。

“プシュ”っといい音がした。



「酔っ払って電話かけんなよな」

ニヤニヤしながらジーンズからケータイをとりだす涼真。



『しませんよ〜ッだ』

べぇッと舌を出す私。





………でも。

今飲んでるの空けたら。

終わりにしよっかな……。



 

< 162 / 283 >

この作品をシェア

pagetop