半熟cherry

隣の2人は盛り上がってるケド。

こちらは沈黙が続いてマス…。



…も〜ッ!!何話せばいいのよ〜ッ!!



意識してしまっているせいか。

体が熱くなる。



……なんか変な汗出てきた……。



「…あのさ」



郁の声が耳に入る。



ビクッ。

また体が震えた。



「…そんなに構えないでくれる?
結構傷つくんですケド」



ちょっと困ったような笑みを浮かべる郁。

その顔になんだか罪悪感を感じてしまう。



『や、構えてるわけじゃなくて…』



……郁を見るのが。

恥ずかしいんデス……



そんな私の気持ちなんか知らない郁は。



「さすがにココじゃなんもできないし」



ペロッと舌を出して。

いたずらっ子のような顔して笑った。



 

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