半熟cherry
郁の顔が近づく。
サラサラの髪が。
唇から漏れる吐息が。
首元に触れる。
その小さな刺激に。
私の心拍数は上がっていく。
…カラダが、熱いよ…。
チュッ。
『…やぁ…ッ!!』
郁の柔らかい唇が首筋に触れた。
…チュッ…チュッ…。
小さく音を立て、唇が移動していく。
首筋から首元。
そして、鎖骨へと…。
『…んッ…』
体をよじって逃げようとしても。
郁と窓に挟まれて動けない。
『…やッ…』
郁の唇は。
首筋や鎖骨の周りを動き回る。