Sweet Game



あーっもうヤケクソだ!



「ばかやろーーう!!!」



ムカついて大声で叫んでみたけど、反響した自分の声を聞くともっと虚しいなっ



「はぁ…最悪」



いっきに脱力感が体にのしかかって、その場にしゃがみこむ


「何やってんの?」



その直後いきなり背後からそんな声が聞こえた



「自分の頭の悪さに落ち込んでるんです」


誰だか知らないが、今は一人にしてくれ少年よ



「つーか下校時間過ぎてっけどいいの?」


「いいんです」


私には今孤独という言葉が似合うのでね
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