Sweet Game
「あっそ」
少年はその一言を残して去っていたー…
廊下に響く足音が遠ざかっていく
あー…神様
何故私を孤独に生きる人間にしてしまったのですか?
「…はぁ」
一人演技も虚しいなっ
私は大きなため息をついた
ていうかさっきのは誰だったんだろう
振り返ってないから顔がわかんないんだよね
あんな私の醜い姿を見て可哀想に
目に悪影響を及ぼしますよー
とりあえず明日会ったら、眼下に行く事を進めてあげよう
「帰ろっかな…」
顔をあげれば、既に空は綺麗なオレンジ色に染まっていた