Sweet Game
ゆっくりと立ち上がり床に落ちた鞄を拾い上げる
「さよなら私の青春」
そう呟いて、帰るために体の向きを変えた
瞬間何かにぶつかり、そのまま尻餅をつく
「ったぁー…」
ジンジン痛むお尻をさすり、目をあけてみる
「…んっ?」
何故に私の目の前に足があるのですか?
「…おい」
うぉ!足が喋った!
お母さん、私モノと話せるようになったよ!
「おい、聞いてんのか?」
いやいや。
よく聞いてみたら、私の頭上から声がするではないか
私はその声の主にゆっくりと顔を向けた