幼なじみ攻略法-愛しの先輩様へ、罰ゲームに便乗して-
「人を。
人を待っているの。」
ドクン
人??
人って男??
だとしたら
俺すげ-嫌かも。
心臓が嫌な音を立て始めて、
彼の顔から余裕が消えた。
彼女は答えたのに何も
言わない彼を
不思議そうに見返している。
彼が視線に
気づいて彼女をみた。
目が合い、
何だか恥ずかしくなって
目をそらした。
俺じゃないみたい...。
彼は自分の中の
違和感に戸惑いを
感じ始めていた。