幼なじみ攻略法-愛しの先輩様へ、罰ゲームに便乗して-


1番目は誰かって...??
それはまた別のお話。


ただ一つ今言えるのは
1番目が最強すぎて
彼の存在が薄いこと。


世の中上には上がいるのだ。



当の本人はというと
自分の顔面偏差値を
よく理解しているみたいで
悔しがるわけでも、
調子に乗るわけでもなく、
ただただうまく
立ち回るすべに使用していた。

「那都、
昨日のありがとな-。」

¨昨日の¨とは
彼がいるからと
誘った女子との合コンのこと。

「あぁ、余裕よゆ-。」


「うわぁ、相変わらずだな。」
最低とか言いつつ笑ってる
彼の友達に
しれっと言い放った。


「俺、友達100人作るのが夢だからね-。」

携帯をヒラヒラ
させて言う様は
軽い以外になんて言うのか。


何でも本当に聞こえるし、
何でも嘘に聞こえる。



それが彼。
つかみ所のないくらい
広く浅く。



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